最近あるお客さんへ営業のメールが届きました。
こういうメールにはくれぐれも注意していただきたいと思います。こんな感じのメールです。
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●●(お客さんの名前)様突然のご連絡にて失礼いたします。
△△会社にて集客コンサルタントをしている、□□(担当の名前)と申します。
現在、貴社でおこなわれておりますサービスで、何かご協力させていただけることがあるのではないかと思いご連絡いたしました。
■集客施策の一例
Yahoo!知恵袋を使った施策※期間限定施策
・成果型報酬
・質の良いお客様の獲得
・webプロモーションよりも圧倒的費用対効果
などで
3ヶ月で取引先100社を突破し、
当社でも驚くほど大変ご好評を頂いております。
※添付資料をご確認下さい。
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といった感じで資料も添付しています。
内容を見てみると、「Yahoo!知恵袋を利用した圧倒的なブランディングのご提案」と題して、「人気・流行りのメディアを使った潜在層・顕在層の囲い込み」をしませんか?という営業です。
Yahoo知恵袋に、「貴社がお客様から頂いた感謝の声 を弊社が代わりに分かりやすくま とめ、第三者目線のQ&A形式の 記事として作成致します!」と書いてあるではありませんか。
そして「検索結果1ページ目に設けられた特別表示枠に必ず掲載させます!」とも書いてあります。
簡単に言うと、yahoo知恵袋で自作自演の記事を書いて、それを検索エンジン(yahoo)の検索結果の一部分に表示させるようにします。
それによって、より多くのアクセスをホームページに誘導できるになり、集客ができる、というカラクリです。
今までも何度か「やらせ記事」や「ステルスマーケティング」などが話題になっているのに、まだやってるのかと、思いましたが、くれぐれもこういう話には乗らないようにしてください。
まず常識的に考えて、自作自演の記事はまずいですよね・・・。
そして、SEO(検索エンジン最適化)対策において、「必ず」というのは信頼してはいけません。
なぜなら検索エンジンの全てについて、どの業者も知るはずがないからです・・・。
いくら検索エンジンの傾向を研究したとしても、検索エンジン側も常にプログラムをアップデートしていますし、そういう故意に検索順位を操作しようとする業者の存在も認識しています。
こういう営業をする業者がまだいるのか・・・、とあきれてしまいますが、電話で営業してこないだけマシかもしれません。
それにこのメールを出してきた方も、意味をわかってやっているのか、上司に言われたから嫌々やっているのか、わかりませんので彼を責めることもできません・・。
どちらにしてもこういう話には乗らないようにしてください。
無駄な出費に終わるだけです。
仮に、検索エンジンで「絶対」に上位になれる、というおいしい話があったとしても、そういう場合は不特定多数の人に営業する必要なんてないですから・・・。