「ホームページの更新を頼んでいる業者に払う費用が高すぎる」、「ホームページ管理業者が信頼できなくなった」、等の理由で、現在ホームページの管理を任せている業者から、他の業者に依頼したいというご要望をお聞きすることもあります。
私たちもホームページ管理を新たに依頼されることもあれば、残念ながら今まで行っていた管理をキャンセルされ、他社に引き継いだこともあります。
基本的にはお客さん側(ホームページ管理を頼んでいる側)が気に入らなければ、別の業者に乗り換えることは自由ですが、元々の業者としては、契約が終わってしまうのは悲しいことでもあります・・・。
もちろんその方が業者同士の健全な競争も生まれるため、良いこともあります。
そのような状況で、スムーズに、できるだけお互いが納得した形で、ホームページ業者の変更を行うには、気をつけなければならないことがあります。
1. 契約(解約の条項)はどのようになっているか?
2. ドメインは誰が所有しているか?
3. 各種ID、パスワードは知っているかどうか?
この3つをあらかじめ把握しておく必要があります。
私たちの場合は、プランによって1年間、半年、1か月単位で料金をいただいているので、その都度契約延長の意思を確認しています。
実際は料金を払っていただかなければ、契約延長もできませんが・・・。
業者によっては、例えばホームページの制作を安くする代わりに、2年間は解約できないことにしていたり、といったこともあり得るので、ご注意ください。
同時に、今までのホームページが使えなくなってしまうことがあれば、大変なことです。
そんなことを起こさないために、ドメインは誰が所有しているかという事実が重要になります。
ドメインというのは「◯◯.com」のような、ホームページのアドレスのようなものです。
このドメインの名義がホームページ管理会社になっていると、仮管理契約をに解除した場合、そのドメインも使えなくなってしまうこともあります。
なぜならそのドメインはその会社の所有物だからです。
ドメインは検索エンジン上の順位にも影響しますし、メールアドレスにも使われているので、今まで利用していたドメインが使えなくなることは、大きなビジネスの損失になりかねません。
ぜひ、ドメインはご自身名義でとっておくことをお勧めします。
同時に、各種ID・パスワードも業者に任せっきりにするのではなく、ご自身でも把握しておく必要があります。
例えばですが、クレジットカードを持っていて、その暗証番号を他人に任せていることはしませんよね?
それと同じで、ホームページ関係(ドメインや各種お使いのサービス)のID、パスワードは、管理の必要上、業者にも教えていることが多いとしても、ご自身も知っておかないと、いざという時に困ります。
もし現在のホームページ会社が、なんらかの理由で業務を停止してしまった時、ご自身が利用中のドメインや各種サービスのID、パスワードを知らないと、別の業者も業務を引き継ぐことはできません・・・。
もちろん、現在ホームページ管理を任せている業者が信頼できる会社で、継続的に管理してもらうことが一番良いことではあります。
不測の事態に備えて、上記を一度チェックしてみることも良いかもしれません。