場合によっては影響が「かなり」あります!
新規に会社やお店、クリニックなどを開業する時に、当たり前ですが名前(商号、屋号など)を考えると思います。
一度決定した会社名、店名、クリニック名など(以降「自社名」とします)を変えることは、ほとんどないですし、開業する方にとって思い入れのある名前にすることも多いかもしれません。
ただ、ホームページを作ることを踏まえると、「自社名が検索エンジンで有利になるのかどうか」という観点からも考えたほうが、良いかもしれません・・。
新しくオープンしたホームページは、googleなどの検索エンジンで、なかなか上位に出て来にくい傾向があります。
それでもオープンしてすぐに1位になる可能性が高いキーワードというのがあります。
それが「自社名」です。
もちろん、検索されるにはその名前を知らなければならないですし、検索数が少なければ自社名で上位になっても意味がない、という意見もあるかもしれません。
でも、自社名すらも検索エンジンに出てこないのであれば、もはやインターネット上に存在していないに等しいです・・。
知り合いや周りの人に宣伝したとしても、ホームページがすぐに探せないようであれば、致命的です。
最低限の検索エンジン対策としての意味で、名前で検索してホームページにアクセスしてもらうことは、必須事項です。
・・・長くなりましたが、それを前提としてのお話しです。
自社名がなぜ検索エンジンに出やすいかというと、その名前に該当するホームページが少ない(または無い)、つまり競合が少ない(存在しない)からです。
逆に考えると、競合が多いような名前、同名が多い社名は避けたいところです。
面白い記事がありました。
「日本の『ありがち社名』トップ1000」というものです。
http://toyokeizai.net/articles/-/108954
法人であれば、「アシスト」、「ライズ」、「アドバンス」、「サンライズ」・・・このあたりの名前を使ったら、おそらくホームページを作っても、検索エンジン上で苦戦することは間違いありません・・。
それ以外にも気をつけなければいけない点があります。
それは、「名前っぽくない社名」です。
どういうことかというと、例えば「こだわりのコーヒーカフェ」というような名前の店をイメージしてみてください(万が一ですが、日本のどこかにあるかもしれません・・)。
この店をチェックしようとして、検索エンジン上で検索した場合、こだわりのコーヒーが飲めるカフェとか、おすすめコーヒー専門店といったページが上位に来ています。
つまり社名が、普通の検索ワードと同じ扱いをされてしまうのです。
創業者のポリシーや思いが込められた名前であっても、googleにとっては単なるキーワードの集合としか認識されません。これが現実です。
また、あまりないかもしれませんが、記号の入った名前も厳しいです。
例えばですが、「\n
(逆スラッシュN)」というブランドを立ち上げたとして、ホームページを公開したとします。
この名前で商号の登記はできないと思いますので、社名ではなくあくまでブランド名のホームページを作るケースです。
「\n
」というのはホームページでは改行を意味する記号なので、おそらく検索エンジンでは、ブランド名と認識されないでしょう。
「じゃあ、どんな名前が良いの?」と思われるかもしれません。
正解はわかりません・・・。
「名前はこうするべき」というよりも、「こんな名前は避けるべき」という感じで捉えてもらえればと思います。
まとめますと、
- ありきたりな社名(=競合多い)
- 名前っぽくない社名(=別の検索キーワード扱い)
- 記号の入ったブランド名など(=インターネット上で別の意味)
このあたりは気をつけて下さい。
ちなみに、ありきたりな社名や避けるべき名前だからといって、絶対に検索されない(検索上位に来ない)、というわけではありません。
今回は取り上げませんが、対策方法はあります。これについては別の機会に書きたいと思います。
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