よく「ホームページはなるべく更新したほうが良い」といわれています。
でも、何のために更新するのでしょうか・・?
お客さんに「ちゃんと営業している」と思ってもらえるため、そして検索エンジン対策としても効果があるからです。
つまりお客さんのための更新(1)と、検索エンジンのための更新(2)の2つがあります。
でも、意味のある更新でなければ単なる時間の無駄だと考えます。
(1) まずお客さんにとっての更新の意義を考えます。
お客さんにとって有益な情報を更新しなければ意味がないです。
「有益」とは、ある専門店や専門家としての視点や独自性があり、お客さんが知って得する情報のようなものです。
ホームページ更新の手段として、例えばブログのようなものがあります。
よくある内容として、ただ更新するためだけに自分のビジネスとは関係ない、プライベートの内容を投稿しても、多くの人にとっては残念ながら「どうでもいい」情報です。(一部の有名人は別です)
それよりも、例えば地域のお店やクリニックの場合は、年末年始や夏休み、臨時の休診日、閉店日をまずしっかり告知すべきです。
また新着商品(入荷商品)や新サービスの告知も重要です。
私のクライアントのあるお店は以前「スタッフ日記」というブログを頻繁に更新されていましたが、ビジネスに全く結びつかないということで、何年かして辞めてしまいました。
もちろんスタッフ同士の交換日記のようになって、お互いのプライベートの一部分を知ることが出来たようですが・・。
ブログはあくまで手段なので、目的になっては元も子もありません。今すぐブログをやめるべき、とは思いませんが、無理にやる必要はないと思います。
ホームページで必要な告知さえできていれば十分なです。
(2) そして、検索エンジン対策の観点からの意義です。
結局のところ「競合よりも良ければ問題ない」ということです。
例えば「中央区 クリニック」と検索して、1位に出てくるホームページを持っていたとします。
もし他の競合クリニックがどんどん情報を追加して、更新もしていれば、そのうち1位の座を奪われるかもしれません。
でも、2位以下の他のクリニックが全く更新もせずに、ページも増えず内容が現状維持なのであれば、きっと1位を維持できます。
ただ更新すればいいのではなく、他の検索エンジン上のライバルよりも更新すればいいだけの話なのです。
逆に例えばオープンしたばかりで、他のクリニックよりも下の順位にいる場合であっても、他よりも内容が充実したホームページであれば、そのうち順位も上がってくる傾向があります。
ただし先にオープンしているホームページのほうが、検索エンジンに評価されやすい傾向もあります。
そのため、オープンしていきなりキーワード検索で1位に表示されるホームページはありません(自社名は除きます)。
それができるのなら、今頃「検索1位になるホームページ作ります!」といった会社が出ていてもおかしくありません。
長くなりましたのでまとめると、
ある検索キーワードに合致する競合ホームページの中で
「内容の質」×「更新頻度」×「ホームページ運営の長さ」
を総合評価されて、検索エンジンの順位が決まります。そのため、やみくもに更新することよりも、いかに他の競合ホームページよりも良い評価を得るかを考えることが重要です。※ただし検索エンジンは常にその評価方法が変わっていますし、上記の内容が100%当てはまるとは限りませんので、あくまで参考としてもらえればと思います。